ご無沙汰しております。
フェローズストアの中の人です。
今回はアメカジ定番アイテムのひとつでもあるチノパンについて少々語らせていただきます。
©U.S. Naval Historical Center Source
まず高密度なツイル織りパンツがなぜチノパンと呼ばれるのか?
今回はそんなそもそも論から入らせていただきます。
ご存知のようにミリタリー由来のワークパンツとして開発されたチノトラウザーですが、あの象徴的なカーキ色(濃ベージュ)の起源は19世紀半ば、当時の英軍将校にあったと言われています。
Harry Burnett Lumsden ©Public Domain
©delcampe.co.uk
当時インドに駐在したハリー・ラムスデン卿は支給された白い軍服が一際目立つことから、現地調達したカレーやコーヒーなどを混ぜ合わせた独自の染料で染め上げヒンディー語で「土埃」を意味する“カーキ”と名付けた、というのです。
以来、あの象徴的な色みをカーキと呼ぶようになったワケですが、もうひとつのキーワードでもある“チノ”は果たしてどこからやって来たのでしょうか? (つづく)